LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





井本商運/国内最大のコンテナ専用船、京浜~東北・苫小牧航路に

2013年12月05日/IT・機器

井本商運は12月4日、国内最大船型の2446tコンテナ専用船「さがみ」が京浜~東北・苫小牧航路に就航し、仙台港に初入港したと発表した。

<コンテナ専用船「さがみ」>
20131205imotos 500x350 - 井本商運/国内最大のコンテナ専用船、京浜~東北・苫小牧航路に

さがみは8月に進水し、11月26日の神戸を皮切りに、横浜港、苫小牧港、八戸港、仙台港の順で初入港のセレモニーを行っていたもので、仙台港で初入港イベントの最終となる。

就航する京浜~東北・苫小牧航路は、国土交通省が京浜港の競争力強化の推進の為に取り組んでいるモデル事業「内航フィーダー輸送機能強化事業」の一環として運営。

国土交通省によるモデル事業は、2014年3月をもって終了するが、井本商運は事業化に向け、本格的な集荷体制を整え、輸出入フィーダー貨物と国内貨物(動脈・静脈)の共同幹線輸送を可能にすることを目指す。

「積載重量トン数3850トン、400TEU積と、従来型内航コンテナ船の約2倍の輸送能力を持ち、今後のニーズに対応するため、甲板上に45フィート型コンテナの積載が可能。

推進性能追求のため、可変ピッチプロペラにプロペラボスキャップフィン(PBCF)を装着して常時、機関出力の効率化を図った。

航海支援用に高度船舶安全管理システム(HANASYS EXPERT)を搭載して、主機のデータをインターネット回線を介して24時間陸上から監視することによって異常の早期発見や故障の未然防止を図ると同時に、整備費用の削減や機関員配乗の削減にもつなげる。

■概要
船主名:井本船舶
船名:さがみ
運航船社:井本商運
船種:コンテナ専用船
主要貨物:コンテナ(20’、40’、45’対応) 船型全通二層甲板船
建造造船所:小池造船海運
起工日:2013年1月/23日
進水日:2013年8月23日
完工日:2013年11月24日
全長:110.70m
試運転最大速力:16.6ノット
垂線間長:101.00m (4/4負荷・220min-1・45%D/W)
幅:17.40m
満載航海速力:約 14.5ノット(主機85%出力 15%シーマージン)
深さ:8.20/5.10m
最大搭載人員:乗組員 10名 + その他 4名又は船員4名 = 合計14名
満載喫水:5.05m
船籍港:神戸市
総トン数:2446トン
船級:NK船級:機関無人化(Mゼロ)装備
載貨重量:3850トン

関連記事

3PL・物流企業に関する最新ニュース

最新ニュース