UPSは1月31日、2013年第4四半期の業績を発表し、希薄化後1株当たり利益は1.25ドルで、前年同期で0.07ドル減少した。
12月の総配達個数が20%と急増したため、1日あたりの平均取扱量は6.0%増加した。予想を大幅に上回る貨物量と厳しい天候が米国でのオペレーションコスト超過の原因となり、業績に影響を及ぼした。
米国国内小口貨物部門の売上高は、4.2%増加して93億ドルとなった。1日あたりの小口貨物取扱量は、「Deferred」(2~3日後配達の航空輸送サービス)と「Ground」(陸上輸送サービス)がそれぞれ8.0%増、5.8%増とけん引し、全体で5.6%の増加となった。
国際小口貨物部門の1日あたり平均取扱量は8.8%増加し、売上高は5.3%増の34億ドルとなった。UPSの輸出貨物取扱量は1日あたり9.5%増加し、これには欧州の13%の増加と、アジア-欧州トレードレーンでの大幅な増加が主にけん引した。
サプライチェーン/フレート部門の売上高は、フレート・フォワーディング事業の減少によって、5.8%減の23億ドルとなった。
営業利益は、ディストリビューション事業の改善がフォワーディングとUPS Freight(北米の陸上混載・貸切輸送サービスを提供する事業体)の減少を相殺して、前年の調整後営業利益と比較して横ばいだった。