サンアロマーと同社の物流を担う山九、物流サポート会社のTDSの3社は、化学品(合成樹脂)の出荷に伴う製品運搬用の輸送容器(パレット、フレキシブルコンテナバッグ)とパレットに載せられる製品の出荷実績を管理する新物流管理システムを開発した。
システムは自動認識技術を採用したもので、誤出荷を防止しつつ出荷時の履歴を管理し、納入先から回収された輸送容器との照合によって顧客毎の確実な未回収容器の管理を実現したもの。
開始時期は川崎工場が昨年10月で、大分工場と全国営業倉庫が順次開始し、今年4月に完了予定。
システムの特徴は、輸送容器毎に個体の識別子を取り付け、出荷時と回収時にそれらを読み取ることにより、納入先毎に使用された輸送容器の出荷と、回収状況を日々把握。
また、ノンアセット型3PLでありながら、システム導入によって全国統一の仕組みで管理が可能な点。
輸送容器の回収管理を徹底することで、紛失防止による環境保護につながる取り組みであり、CSR(社会貢献)の一つの活動としても位置付けている。