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TNT/新たなビジネス戦略で業績改善を目指す

2014年03月03日/SCM・経営

TNT Expressは3月3日、新たなビジネス戦略「Outlook」を発表した。

2013年3月に発表した「Deliver !」プログラムを実施する一方で、自社の長所と短所、市場機会を詳細に分析。この分析プロセスは、CEO のテックス・ガニングが指揮を執り、監査役会が監督した。

その結果、「Deliver !」を統合する「Outlook」戦略を新たに策定。戦略ではTNT Expressのステークホルダーの要望に応えるため、実質的な業績改善を目指す、としている。

ステークホルダーとは、「競争力の高いサービスを低価格でお客様に提供」「従業員にとって安心でき、生きがいのある将来の創出」「株主への配当増と安定した投資利益率の確保」の3点。

「Outlook」は、TNT Expressの強み、特に欧州ロードネットワークと中小企業の顧客基盤をもとに策定。同時に、この戦略では、多くの分野で業績改善が見込めること、ならびに注目すべき国内と国際事業に目を向ける必要があることを示している。

「Outlook」では、「収益力のある成長に注力」を掲げる。TNT Expressが実際に競争力を有するサービスと、最大の価値を提供できる顧客に焦点を絞る。

業績改善に向けた投資では、完璧な取引の実現を、徹底したプロセスの改善とサービスと信頼性の変革をもたらす原動力の中核として位置づけるとしている。

成功するための組織編成を挙げ、労働組合との適切な労使協議手続きを踏んだ上で、2014年下半期に組織の編成を行う。

欧州全般に渡る統合された国際エクスプレス業務(インターナショナル・ヨーロッパ)は、経営陣が陣頭指揮を執るとしている。

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