UPSは3月27日、2億ドルを投じて拡張した独ケルン・ボン空港欧州航空ハブ施設をオープンしたと発表した。
航空ハブの拡張により、UPSのアジア太平洋地域と欧州の主要市場との貿易が促進し、特に中国と欧州のネットワークを強化する。
建設に2年間を要した拡張は、UPS史上最大の施設投資。拡張により、新たに200人を増員し、2500人となり、同空港最大の雇用主となった。
作業エリアの面積は現在、10万5000㎡超。8台の自動仕分け機を追加することにより、小口貨物仕分け能力は70%増加し、毎時19万個(毎秒約53個)を処理している。
コンベヤーシステムは約40キロの範囲を網羅し、荷降ろし地点から荷積み地点までの移動に要する時間は平均して15分。
この拡張により、既存施設に最先端技術が新たに導入され、増築部分の一部は、大型のエクスプレス・フレート貨物の専用処理エリアとなった。