日本政策投資銀行(DBJ)は5月8日、日新に対し、DBJ健康格付に基づく融資を実施したと発表した。
DBJ健康格付は、従業員の健康配慮への取り組みの優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定する、健康経営格付の専門手法を導入した世界で初めての融資メニュー。
評価した点は、日新が各部・事業所で事業特性を踏まえた定量的なリスクアセスメントを実施する等、現場レベルでの安全衛生会議を基本単位として安全衛生活動を推進するとともに、中央安全衛生会議がそれらを統括し、安全環境管理部が各部・事業所を監査する体制を構築している点。
企業健保と連携して自社従業員の定期健康診断受診を促進することで受診率100％を継続すると同時に、このデータについて毎年産業医の専門的な見地による時系列分析等を実施することで自社状況・特性の把握に努めている点。
年間残業時間の見える化を通じた長時間労働対象者の抽出結果を元に、関係部門が共同して従業員の就労負担軽減と労働時間の削減を図る仕組みを導入する等、工夫を凝らして長時間労働対策に取り組んでいる点を挙げている。
