ZMPは7月2日、THK、日本電産シンポ、東京芸術大学との共同開発による物流支援ロボット「CarriRo」を発表した。
「CarriRo」は、荷物の運搬に用いる台車にロボット技術を適用し、「負荷を軽減するアシスト機能」、「作業員についてくるかるがも機能」、「指定したエリアを自動で移動する自律移動機能」を搭載。
作業員の負荷の軽減、運搬量の増加や運搬の自動化による生産性の向上が見込まれるとしている。また、市街地に溶け込むデザインで、新しいワークスタイルを提案、新しい労働力を取り込むことで人手不足の解消に貢献するとしている。
アシスト機能とは、手押しレバーを軽く押すと、ロボット台車が前進し、重たい負荷を軽減しアシストする。
<左:アシスト状態/中:かるがも状態/右:自律移動(イメージ)>
かるがも機能は、作業員の後続をロボット台車が追従。作業員は、台車を押さずに移動が可能。電話や端末操作をする場合は、作業員についてくるモードに変えられる。
自律移動機能は、ビーコン付ポールを自律搬送したいエリアに設置し、最初に作業員が必要なルートをロボット台車を押して覚えさせる。以降は、ロボット台車は教えられた経路を自動で移動し荷物を搬送する。
使用場所は、集配所や中規模倉庫を想定している。
製品は、コアとなる機構を機械要素部品大手のTHKと日本電産シンポ、ロボット技術をZMP、工業デザインとワークスタイルのデザインを東京藝術大学が担当している。
問い合わせ
ZMP
営業部
TEL:03-5802-6901
http://www.zmp.co.jp/