日本通運は11月5日、マレーシア鉄道公社(KTMB)のナワウィ総裁と関係者が10月24日、日通本社ビルを訪問したと発表した。
KTMB関係者は、国際鉄道連合会議参加のため来日し、日本国内の鉄道関連施設の視察を行ったもの。
東京貨物ターミナルで通運事業の最前線を視察後、日通本社で通運事業の概要と鉄道貨物輸送について幅広く意見交換を行った。
マレーシア鉄道公社は、マレーシア国鉄から鉄道事業を受け継いだマレーシア国内の主要鉄道会社で、旅客輸送、貨物輸送を主として4つの事業を行っており、鉄道事業の近代化に取り組んでいる。
日通は2013年12月から、日系企業として初めて、タイ・バンコク-マレーシア・クアラルンプール間、1600kmを結ぶクロスボーダー国際鉄道貨物輸送サービス「BK1600」を展開している。
このサービスはタイ国鉄、マレーシア鉄道公社、日通の3者が共同で開発した専用列車で、40フィートコンテナを最大27本積載することができ、同区間を60時間で運行している。