パイオニアは12月4日、カーナビゲーションシステムを車両情報通信端末として使用する業務用車両向けの新サービス「ビークルアシスト」を2015年1月中旬より開始すると発表した。
ビークルアシストは、3つの標準パッケージサービスと連携API(アプリケーションプログラミングインタフェース)から構成している。
運行管理機能(日報業務の効率化、安全運転指導、燃費向上など)を中心にしたパッケージ、「ビークルアシスト ログ」は、自動的に取得される車両の走行データと豊富なレポートバリエーションにより、簡単に日報や月報などの作成と分析が可能です。また、車両へのメッセージ送信や車両予約機能にも対応し、来年1月中旬提供を開始する。
運行管理機能に加えた「ビークルアシスト ビュー」は、リアルタイム動態管理機能などを搭載し、運行の効率化、指示伝達の徹底を図る運行支援機能を兼ね備えたテレマティクスサービスのスタンダードパッケージで、来年3月中旬に提供を開始する。
さらに、通信モジュールの代わりにSDカードを使って運行管理や訪問先指示などを支援するパッケージにより、日報や集計レポートによる運行管理機能のほか、登録地や登録コースの情報をドライバーの端末にSDカードを使って送ることができる。
ビークルアシスト APIは、来年3月中旬以降順次提供するが、お客専用サーバーと「ビークルアシスト」を連携させて、お客のサービス上から「ビークルアシスト」経由で、目的地までの経路など快適なナビアクセスを実現する。
ニーズに合わせて、ハードと情報サービスを組み合わせた最適なソリューションの提供が可能で、大がかりなシステム構築を必要としないので導入コストを抑えることができる。
今後、「ビークルアシスト」サービス専用サイトを開設し、高性能なカーナビゲーション端末や、高精細な地図データ、自動車向けクラウド基盤など、同社の技術や資産を活用し、業務用事業を本格的に展開する。
■ビークルアシストサービス専用サイト(12月5日午後公開予定)
http://pioneer.jp/biz/biz_carnavi/cloud/
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