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イーソル/物流で培った技術を導入した農場監視システム発売

2014年12月08日/SCM・経営

イーソルは12月8日、自在に追加できる無線/有線センサーを使って広範囲な敷地で環境データの測定・蓄積ができる、農場監視システム「eSOL AGRInk Server」を発売した。

AGRInk Serverは、イーソルがスマートアグリ市場向けに展開する「eSOL AGRInkシリーズ」の製品。AGRInk Serverの標準セットは、測定された環境データを収集する本体装置と、測定データを蓄積・管理・確認するための専用アプリケーション(ライト版)、ACアダプタで構成されている。

本体装置には温湿度と照度センサーがあらかじめ内蔵。また、電源はACアダプタ以外にソーラーパネルが利用できるため、電源を引くことのできない屋外でも稼働する。

測定データは無線LANや3G通信回線を使用してクラウドサーバや無線LAN対応パソコンへ蓄積できる。通信切断時に備えて内蔵された本体ストレージ(2GB)にデータを保存できるため、測定データの欠落を最小限に抑える。

本体は、水や埃、農薬、高温など屋内外の過酷な環境下で使用されることを想定し、-30℃の冷凍倉庫でも使えるハンディターミナル「eSOL Geminus(ジェミナス) PS-9020」やアクセスポイント「PS-9311」など、耐環境性能に優れた製品開発で培った技術を取り入れた防水・防塵設計が採用されている。

AGRInk Serverには標準セットに追加できるさまざまなオプション製品・サービスを用意。ユーザは要望に即した柔軟なシステム構成が可能。溶液ECや溶液pH、温湿度などを測定できる無線/有線センサーを、一度に最大で10台まで設置可能だ。

ユーザは新たに本体装置を購入せずに、無線センサーの設置だけで広範囲な敷地における離れた複数スポットの環境データを取得できる。測定データ確認用アプリケーションは機能が限定されたライト版以外に、測定データ収集や閲覧、本体の設定などの管理が可能なサーバアプリケーションも用意している。サーバアプリケーションは、イーソルが提供するクラウドサーバでも利用できる。

イーソル
http://www.esol.co.jp/

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