博多港は1月13日、2014年の博多港の国際海上コンテナ貨物取扱個数(概況速報値)が、博多港開港以来初めて90万TEUを突破し、約91万TEUとなる見込みと発表した。
これにより2013年の取扱個数86万7000TEUを約5%上回り、2年連続で過去最高を更新した。
取扱個数が伸びた要因は、全体の約7割を占める東アジアや東南アジアとの貨物が着実に増加したため。
主に増加した品目は、輸出では主力貨物であるゴム製品(主にタイヤ)や完成自動車(主に中古車)などで、輸入では電気機械(ソーラーパネルなど)や自動車部品など。
博多港は,日本海側で唯一北米との基幹航路を有する港で、中国・韓国・東南アジアとの航路も充実しており、2015年1月1日現在、41航路・月間218便の国際コンテナ定期航路が就航し、世界11か国・地域43港とダイレクトに結ばれている。
博多港を通じた経済活動により、福岡市内で生み出される経済波及効果は、年間約1.9兆円(市内総生産の28.3%)と推測されている。