ワクコンサルティングは、米国LLamasoftとの提携により、第二世代サプライ・チェーン・マネジメントのコンサルティングサービスを提供開始する。
LLamasoftをコアとしたコンサルティングサービスは企業の最も重要な経営課題であるROAとキャッシュフローの改善がこのサービスの最大の狙い。
従来のSCMのシステムでは在庫や輸送費など特定のパラメータに特化した最適解を作成することはできるが、LLamasoftはサプライヤーから顧客までの要素をモデルに登録し、より実態に則した形でサプライ・チェーン総コストを見渡したイノベーションを実現できる。
既存のサプライ・チェーンを「戦略的に再設計」してサプライ・チェーン総コスト(物流費・在庫維持費用・オペレーションコスト)を抜本的に低減し、サプライ・チェーンの最適化を図る。
End-to-Endを勘案したさまざまなシミュレーションができることで、理想的なサプライ・チェーン・ネットワークがデザインできるだけでなく、災害や不慮の事態で配送センターや港が使えないなどの事態についても代替ルートを事前に設計しておくなどのリスク対応策を事前検討することも可能。
LLamasoftとの提携によって、ワクコンサルティングは今までの実務経験に裏付けられたコンサルテーションに加え、LLamasoftのソリューションを活用したより多くのケース分析や定量分析することで、既存のサプライ・チェーンを今後の経営環境の変化に沿って最適化するというニーズに応えることが可能となった。
2020年にはこの分野で20億円の売上を目指す。
同社は情報通信業・製造業・流通業・サービス業出身の平均30年以上の業務経験を持つ170名のベテランコンサルタントを有し、業務(サプライ・チェーン、エンジニアリングチェーン、サービスサイエンス等)とITの両方向からコンサルティングを提供する。
併せて全42コース162日間の製造業業務研修サービスを提供している。
■ワクコンサルティング
http://waku-con.com/