日本通運は8月10日、現地法人の日通国際物流が6月24日にすべての手続きを完了し、完全独資化したと発表した。
中国日通は、1995年、中国全土での物流事業展開を目的に日通50％、中国側パートナー50％の出資で天宇客貨服務として設立した、中国での総合物流会社。
その後、中国の改革開放政策に伴う外資系生産企業の工場進出を背景に、沿岸部主要都市を中心にネットワークを展開してきた。
2008年に物流事業の外資開放政策を背景に中国側パートナーの持分45％を買い取ると同時に日通国際物流（中国）と改称し、国際物流のみならず国内物流にも事業分野を広げた。
近年の中国は緩やかに経済が減速する中、産業・貿易構造の変化が進んでおり、物流分野でも国家戦略の下、改革が進められている。
この事業環境の変化に速やかに対応し、更なる拡大を図るためには経営の迅速化が不可欠であると判断し、20年目の節目を迎え完全独資化した。
■概要
名称：日通国際物流（中国）
所在地：北京市順義区南法信鎮機場北街8号院2幢E508－E513室
総経理：鉄骨・鉄筋コンクリート造 3階松尾純利
事業内容：輸出入フォワーディング業務（航空、海運）、国際展示会品及び引越貨物の国際輸送代理業務、代理通関、代理検疫、倉庫業、クーリエ、普通貨物道路輸送業、保冷輸送業、海上コンテナ輸送業、国内貨物輸送代理業、サプライチェーン管理サービス、物流システムの開発、など
従業員数：1608名（2015年6月現在）
保有車両台数：71台（自社トラック）
