イーソルは8月27日、キーエンスが開発した文字認識エンジン搭載ハンディターミナル「BT-W85T」に、イーソルの無線LAN搭載ハンディターミナル向けエミュレータ開発支援ツール「eSOL Emusen(Emusen)」が対応したと発表した。
Emusenのスキャナ制御プログラムがバーコードに加えて文字読み取りにも対応したことにより、任意の文字列や日付などの情報を読み取るアプリケーション開発も可能になる。
BT-W85Tユーザは、業務内容に応じた多様な運用スタイルを実現するアプリケーションを、短期間・低コストで構築できる。
Emusenには、従来ユーザ自身で開発する必要があったスキャナ制御プログラムが標準で組み込まれている。
今回、「OCR(Optical Character Recognition:光学文字認識)ツール」搭載のBT-W85Tをサポートしたことで、一次元コード/二次元コードに加えて、一部記号を含む英数字の読み取りも可能になった。
読み取った文字はデータ化してサーバに送信できるため手入力が不要になり、工数削減および業務効率化を実現できる。またハンディターミナル・サーバ間の通信プログラム開発もあらかじめEmusenに含まれているため、ユーザはアプリケーション開発に注力できる。
Emusenで開発したアプリケーションは、OSが異なるハンディターミナル上でも無線エミュレータシステムとして動作させることができる。ユーザはハードウェア依存部を変更するだけで、同一アプリケーションを異種複数のハンディターミナルで使えるようになる。
アプリケーション起動中は常時サーバと接続し、リアルタイムなデータ送受信と更新が可能。Emusenのシミュレータ機能により、手元に実機がなくてもハンディターミナル上での動作をイメージしながらアプリケーション開発が行える。