川崎重工業は9月1日、同社最大となる可搬質量1tの超重可搬・高剛性ロボット「㎎10HL」を12月2日から発売すると発表した。
「MG10HL」は、最大リーチ4005㎜、上下ストローク4416㎜の広い動作範囲を持ち、最大1t(オプションで1.5tまで対応可能)の重量物のハンドリングが可能。
第1軸から第3軸の各軸にモータを2個ずつ配置することで、従来機種とのモータ互換性を確保しつつ、高トルクと重可搬質量を実現した。
第2軸と第3軸の駆動機構にボールネジを採用することにより、カウンターウェイトを使用せずに重可搬質量を実現しているほか、従来にない剛性を生かし、耐高反力性が求められる用途への活用が期待できる。
ロボット本体を軽量・コンパクトに仕上げることで、設置レイアウトの自由度を高め、対象物の変更に柔軟に対応できる汎用性にも優れている。
■主要諸元
商品名:㎎10HL
発売予定日:12月2日
アーム形式:垂直多関節
動作自由度:6軸
最大リーチ:4005㎜
最大可搬質量:1t(オプション1.5t)