プロロジスは9月10日、2015年度のGRESB調査(グローバル不動産サステナビリティ・ベンチマーク)で、最高位の評価である「Green Star」を取得したと発表した。
「Green Star」を取得したのはプロロジス、プロロジスが運営する5つのファンドと日本プロロジスリート投資法人。
日本プロロジスリート法人は、「物流施設セクター」で審査を受けた世界46社・ファンドの中で、3位という高い評価を獲得し、特に優れた取り組みであると認定され、イノベーション・ケーススタディとして事例が公表された。
GRESB調査では、上場・非上場企業の不動産会社やファンドを対象に、環境・社会・ガバナンスへの配慮とサステナビリティについての審査が行われる。
上場企業には不動産会社やデベロッパー、上場リートが含まれ、非上場企業は不動産私募ファンドなどが該当する。
機関投資家が投資先を選定する際などに、GRESBの調査結果を活用することからその注目度は高く、2015年度の調査には、世界で707の不動産会社とファンド、日本からは21のJ-REITを含む35の不動産会社とファンドが参加した。
審査は「オフィス」「商業施設」「物流施設」などのセクターごとに行われる。評価軸は、環境・社会・ガバナンスに関する方針策定や管理体制を当「マネジメントと方針」、エネルギー・水・温室効果ガスの消費量や改善努力などの実測データを問う「実効と計測」に大別される。
「Green Star」は、両評価軸で優れている会社に付与される4段階評価のうちの最高評価。