日本郵船は10月15日、所有する大型原油タンカー(VLCC)で重大事故が発生した想定での対応訓練を実施した。
国土交通省海事局、海上保安庁、海上災害防止センターの参加、関係各署との連携を含めた実践的な訓練となった。
本社対策本部はプレスリリースや記者会見のシミュレーションも実施し、社会に対して迅速かつ的確に情報を開示する重要性を改めて確認した。
訓練は、事故想定として、VLCCが東京湾航行中にブラックアウト(船内電源喪失)。他船と衝突後、海上に流出した油(原油)で火災が発生とした。
訓練の流れは、VLCCの船舶管理会社より事故発生の連絡を受け、直ちに事故対策本部を設置。当該事故に関する情報を国土交通省海事局と海上保安庁に連絡。
消火、流出油防除作業、負傷者の救助などのため、国土交通省海事局、海上保安庁、海上災害防止センター、関係者の指示を仰ぎながら事故対策本部で事故対応。
事態の進展に合わせて順次プレスリリースを配信、メディアからの問い合わせ対応と記者会見を実施した。
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