横浜冷凍(ヨコレイ)が11月13日に発表した2015年9月期決算によると、売上高は1547億6700万円(前年同期比9.3%増)、営業利益は38億7400万円(5.6%減)、経常利益は40億3900万円(1.5%減)、当期利益は25億1700万円(37.1%増)となった。
冷蔵倉庫事業は保管・物流拠点化、全国ネットワーク化の推進に注力した。当期は、新設した4つの物流センターの減価償却費が通年で計上され、また、立ち上げ時の臨時費用など経費の大幅増加によって当期初の計画値には若干の未達となったが、足元の実勢は収益拡大基調を維持している。
貨物の取扱状況は、入庫取扱量は約4万6000トンの増加(3.9%増)、出庫取扱量は約3万トンの増加(2.4%増)、平均保管在庫量は約24万1000トンの増加(8.0%増)となった。
特に、畜産品の入庫が好調で保管在庫量の押し上げ要因となった。また、タイ国の連結子会社タイヨコレイでは、前期新設したワンノイ物流センター2号棟がフル稼働状態に達し、同社の他の物流センターも高水準の在庫を維持して順調に推移している。
結果、冷蔵倉庫事業の業績は売上高は241億3900万円(8.3%増)、営業利益47億4800万円(0.9%減)となった。
来期は、売上高1600億円(3.4%増)、営業利益50億円(29.1%増)、経常利益は50億円(23.8%増)、当期利益は31億円(23.1%増)を見込んでいる。