デンソーウェーブは12月9日、新開発の文字認識エンジンを搭載し、印字された賞味期限や製品番号の検品・記録作業の効率化を実現するOCR(文字認識)対応ハンディターミナル「BHT-1461QWB-CE-O」を発売すると発表した。
原材料や商品の賞味期限の確認を効率化したい食品工場や食品卸売会社、製品番号の記録や照合確認を効率化したい製造工場など、バーコード・二次元コード化がされていない場面での需要を見込んでいる。
「BHT-1461QWB-CE-O」は、バーコード・二次元コードに加え、複数のフォントの読み取りに対応し、かつ高い読み取り性能を備えることで、これらの幅広い業界で業務の効率化に貢献する。
新開発の高性能文字認識エンジンを搭載することで、優れた認識性能と読み取りスピードを実現。OCR-Bフォントやゴシックなど、さまざまなフォントに対応するだけでなく、色が薄くなりがちなドット文字の読み取りにも対応している。
印刷条件などによって読み取りが難しい文字をあらかじめ登録できるユーザー辞書機能を搭載。読み取りが不安定な文字をあらかじめ登録しておくことで、次回からはスムーズに読み取ることが可能となる。また読み取り対象物の記載フォーマットを、ハンディターミナルで撮影するだけで登録可能なフォーマット登録機能も搭載し、簡単に運用することが可能だ。
規格化されたバーコードや二次元コードに比べ、OCR関連機器は導入前に慎重な実機検証が必要となる。デンソーウェーブは、顧客が運用したいラベルの評価や、一から開発することなく運用を開始できるアプリケーション(近日発売予定)も用意し、スムーズな機種評価と導入をサポートする。
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デンソーウェーブ
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