LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





ASEAN進出の運輸・通信業/444社、売上高は100億円以上が1/3

2016年05月17日/調査・統計

帝国データバンクは5月17日、ASEAN進出の日本企業の実態調査を発表した。

ASEAN進出の日本企業は運輸・通信業で444社(複数国進出の重複省く)で、各国別(重複含む)では、インドネシア87社、カンボジア16社、シンガポール151社、タイ191社、フィリピン82社、ブルネイ1社、ベトナム105社、マレーシア72社、ミャンマー28社、ラオス7社となっている。

なお、全体では、ASEAN に進出している日本企業は1万1328社と判明。進出国別では、「タイ」の4788社(構成比30.4%)がトップとなり、以下「シンガポール」(2821社、17.9%)、「ベトナム」(2527社、16.0%)と続いた。

業種別に見ると、「製造業」が、4925社(構成比 43.5%)となり最多。2位は「卸売業」の2825社(24.9%)となり、両業種で全体の約7割を占めた。

ASEANへ進出した企業のうち、売上高が判明した企業を見ると、売上高「100億円以上」の企業は 2890社(構成比 25.6%)で最多となった。なかでも「運輸・通信業」や「建設業」、「製造業」、「卸売業」など、7業種中4業種で売上高「100億円以上」の構成比が最も高かった。進出にあたり、物流施設や工場など、大規模な初期投資を必要とすることが影響していると考えられる、としている。

関連記事

調査・統計に関する最新ニュース

最新ニュース