ネットワールドは6月27日、南総通運が、情報セキュリティ強化システムを採用し、本番稼動を開始したと発表した。
採用したのはネットワールドが提供する統合セキュリティアプライアンス「FortiGate」、セキュアメールアプライアンス「FortiMail」、未知の脅威に対抗するサンドボックス「FortiSandbox」。
南総通運は、標的型メール攻撃の悪質化・巧妙化により、社員への注意喚起等では情報の安全性を十分に保つことができないという認識に立ち、プロジェクトに着手した。
Fortinet製品を選定したポイントは、メールに特化したサンドボックス機能が提供されていることだが、同時に、ファイアウォールやメールアプライアンスをFortinet製品で統一することによりセキュリティ運用管理の一元化・効率化も実現した。
「FortiSandbox」は、Fortinet社が運営するクラウドサービス「FortiCloud」で利用するため、物理システムで導入する場合と比較して、サンドボックス部分単体については当初予算の約1/10、システム全体でも約2/3程度にコストを低減できた。
システムの構築・サポートは、ネットワールドのパートナーであるリコージャパンが担当。ソリューションの選定やオンプレミスとクラウドの切り分けなどにおいては、数多くのメーカーと強いリレーションを持つ、ネットワールドの情報力が高く評価されたとしている。