西日本高速道路(NEXCO西日本)は6月29日、管内での2015年度の落下物(路上障害物)発生状況をとりまとめるとともに、その結果を踏まえて各種啓発活動の強化を図ると発表した。
年間で約13万1000件の落下物が発生し、1日あたり約360件、約4分に1件の割合。
発生件数の分類別ワースト3は過去5年間変わらず、プラスチック・ビニール・布類(毛布やシート類)33%、自動車部品類(タイヤや自動車付属品等)11%、木材類(角材やベニヤ等)10%。
NEXCOグループが一体となり、落下物防止に向けた啓発活動のほか、法令違反車両等の取締り(年間で約1700回)の一環として、積載不適当車両に対する是正指導を実施しているが、落下物の総件数は大きく減少していない。
今年度から、重大事故に繋がる恐れのある落下物に関係する業界団体への働きかけや、自治体の監督部署等への啓発依頼、また多発傾向にある10月を強化月間に位置付けて啓発の集中化を図るなど、高速道路の安全確保に向けた啓発・広報を強化していく。