国土交通省は、特殊車両通行許可審査システムについてシステムの不具合の発生を確認したと発表した。
今年1月から運用開始した特車ゴールド申請について、申請者が申請前に確認できる大型車誘導区間の通行条件の算定結果(以下:大型車誘導区間算定結果帳票)を出力する際に、他の申請者の申請書が一緒に出力されるという事象について、7月5日に申請者からの報告があり、7月6日に誤出力を起こすシステムの不具合を確認した。
関東地方整備局では7月6日、特車ゴールドの大型車誘導区間算定結果帳票の出力を停止し、新たな誤出力が発生することがない対応をした。
大型車誘導区間算定結果帳票の出力の停止は、特殊車両通行許可オンライン申請者用のサイトに掲載済み、停止期間中に大型車誘導区間算定結果帳票の出力を希望者には、個別に対応している。
既に出力された大型車誘導区間算定結果帳票について、これまでに同様の誤出力がなかったかを確認している(対象となる帳票件数についても確認中)。
7月5日に報告された事案では、関係者に連絡を取り、 お詫びするとともに、データの消去を依頼した。
特車ゴールド申請以外は、システムの不具合がないことを確認している。
今後、既に出力された大型車誘導区間算定結果帳票について、同様の誤出力がなかったかどうか引き続き確認を行うとともに、今回のシステム不具合の原因の調査を実施し、システム改修を早急に行い、再発防止のための対策を講じる。
なお、申請のシステム受付は、国土交通省関東地方整備局のみ。