三井造船は10月6日、名古屋港埠頭から、名古屋港飛鳥ふ頭南向けコンテナクレーンを1基受注したと発表した。
コンテナ船の大型化に対応できるよう設計され、20列大型コンテナ船に対応し、荷役効率を向上させるためコンテナを2個同時に掴むことができるツインリフトスプレッダを搭載している。
新たな試みとして、遠隔アクセス機能付きモニタリングシステムを採用し、三井造船の拠点からクレーン上のモニタリングシステムに直接アクセスすることが可能となり、故障復旧や保全作業の時間短縮に寄与する。
名古屋港では、既設コンテナクレーンの興伸計画が予定されており、このコンテナクレーン整備はその第一歩として、名古屋港の港勢拡大と国際競争力強化に貢献できると三井造船では期待を寄せている。
■概要
定格荷重:コンテナ:61t(20ftツインリフトスプレッダ)
重量物:75t
全揚程:64.5m(海側レール面上46.5m、レール面下18m)
アウトリーチ:56m
レールスパン:30.5m
バックリーチ:15m