トッパンフォームズは10月12日、従来よりもはく離しやすく、はく離後の用紙の丸まりを軽減するなど機能向上を大幅に図った新タイプ配送用ラベル「EXフォーム Type-SL」を発売した。
専用の製造ラインをトッパン・フォームズ東海の静岡工場内に構築して製造する。同ラインでは、箱との接着面となる2層目に樹脂塗工によるフィルム層の形成を行う。
複数層を重ね合わせるラベルの生産工程をワンストップ化して、生産効率を大幅に向上、従来品より約2割のコスト削減を実現する。
ラベルははがした際に透明フィルムが箱表面に残る構造のため、箱表面のデザインを損ねることがない。物流業界で導入が進んでいる配送用ラベル自動貼り付け機にも対応している。
運送業界や通信販売を手掛ける小売業界などへ拡販し、3年間で5億円の売り上げを目指す。
通販会社や、オムニチャネル戦略を推進する百貨店やスーパーマーケット、家電量販店などの小売店もEC用の配送ラインを独自に構築し、物流効率の向上を図っている。
梱包・配送作業の効率化やコスト削減のため、物流ラベルの白紙化(白紙からの全面印刷)、自動貼り化が進んでいる。