シチズン電子は11月22日、国内での生産能力を増強するため約20億円を投じ、LEDの新工場を設立すると発表した。
照明用LEDを中心に、小型チップLED、小型スイッチなどを製造・販売しているが、各製品の高付加価値化も進んでおり国内生産能力の拡大が喫緊の課題となっていた。
シチズン電子タイメルの新工場として、山梨県笛吹市に土地と建物を取得した。
スマートフォンやウェアラブル端末などのモバイル機器においては、小型・薄型化が進み、電子部品への小型化要求が高まっている。
新工場では、1mm角を切る超小型マルチカラーLEDをはじめとした小型チップLEDの他、主力事業である照明用LEDなどを製造予定。
2018年度を最終年度とした中期経営計画達成のための重点施策として、国内生産拠点の最適化を行っており、この新工場設立により国内の生産能力が2割増強する。
信頼性の高い製品の安定供給体制の実現により顧客満足を向上させ、更なる事業拡大を加速していくとしている。
■新工場 概要
名称:シチズン電子タイメル境川工場
所在地:山梨県笛吹市境川町大坪630
敷地面積:3万8918m2
延床面積:9317m2
投資金額:約20億円
従業員数:150名(うち50名、新規採用)
生産開始:2017年4月(予定)