三菱電機は3月13日、MRI装置や半導体製造装置などに使用される超電導マグネットの生産能力増強のために兵庫県赤穂市の系統変電システム製作所・赤穂工場に建設していた「超電導マグネット新工場」が、竣工したと発表した。
3月下旬から順次稼働を開始し、生産能力を最大60%増強することで、2020年度に超電導マグネットの売上90億円を目指す。
■新工場の概要
所在地:兵庫県赤穂市天和651
建屋面積:1821.05m2(延床面積:1917.30m2)
構造:鉄骨造、平屋建(事務所エリアのみ地上2階建)、空調防塵仕様
用途:生産エリア、開発エリア、事務所エリア
主な生産品目:超電導マグネット(MRI装置用、半導体製造装置用など)、高温超電導マグネット開発モデル
稼働開始:2017年3月下旬
環境・省エネ対策:最新機器を導入し、年間CO2排出量を約59.5t削減(従来工場比)、全エリアLED 照明、人感センサ照明制御、高効率パッケージエアコン
生産効率化対策:新型巻線機(一部自動化)、工程表示用デジタルサイネージ など