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近畿圏の高速道路/新料金、6月3日開始

2017年03月31日/3PL・物流企業

西日本高速道路(NEXCO西日本)、阪神高速道路は3月31日、高速道路の通行料金の変更について、道路整備特別措置法第3条に基づき、国土交通大臣の事業許可を受けた。

整備の経緯の違い等から料金水準や車種区分等が異なっていた近畿圏の高速道路(阪神高速(京都線は除く)、第二京阪道路、西名阪道、近畿道、阪和道、京滋バイパス)の料金体系について、対距離制を基本とした利用重視の料金体系に6月3日午前0時から移行する。

なお、新料金導入までの間は、現行料金を継続する。

新料金は、阪神高速が、現行の高速自動車国道の大都市近郊区間の水準を基本とする対距離制を導入するが、淀川左岸線延伸部と大阪湾岸道路西伸部の整備に必要な財源確保の観点から、有料道路事業について、事業費の概ね5割を確保するために様々な工夫を行いつつ、必要な料金を設定する。

NEXCO西日本の路線の料金水準についても、現行の高速自動車国道の大都市近郊区間の水準を基本とする対距離制を導入する。

車種区分は5車種区分に統一する。

阪神高速や近畿道・阪和道などは、物流への影響や非ETC車の負担増などを考慮して、上限料金などを設定する。

高速道路会社と一体的なネットワークを形成している路線で、地方道路公社等の管理となっている区間は合理的・効率的な管理を行う観点から、地方の意向を踏まえて、高速道路会社で一元的に管理(南阪奈有料道路と堺泉北有料道路は2018年4月1日に、阪神高速京都線(油小路線と斜久世橋)は2019年4月1日にNEXCO西日本へ移管)を行う。

大阪と神戸都心部への流入に関して、料金面で不利にならないよう、交通分散の観点から、ETC車について、経路によらず起終点間の最短距離を基本に料金を決定する。

■近畿圏の新たな高速道路料金
http://corp.w-nexco.co.jp/corporate/release/hq/h29/0331/pdfs/01.pdf

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