LNEWSは、物流・ロジスティクス・SCM分野の最新ニュースを発信しています。





フェデックス/未来の起業家育成、国際大会に参加する6名の高校生を選出

2025年07月02日/国際

フェデックスは7月1日、高校生を対象としたビジネスアイデアコンテスト「2025年フェデックス/ジュニア・アチーブメント インターナショナル・トレード・チャレンジ(FedEx/JA ITC)の国内大会を開催し、上位3チーム(6名)の入賞者を決定したと発表した。

<6名の入賞者と発表の様子>
20250702fedex - フェデックス/未来の起業家育成、国際大会に参加する6名の高校生を選出

入賞者は、2025年8月に開催される FedEx/JA ITCの国際大会に進出する。

フェデックスとジュニア・アチーブメント日本は17年間にわたり、日本の次世代を担うビジネス人材の育成に取り組んできた。フェデックスとJAが実施するITCは、世界貿易に焦点を当てたチームでのアクティビティや専門的なワークショップで構成されている。このプログラムでは、若き起業家が将来の成功に必要なスキルを育む機会の提供を目的としている。

今年の大会で参加生徒は、中国をターゲット市場とした、ファストファッション商品の返品による廃棄を削減する持続可能なソリューションの提案に挑んだ。参加生徒のアイデアには、現代の国際社会が求める持続可能なビジネスのあり方への深い理解とともに、優れた多面的思考力や創造性が色濃く反映されていた。

入賞した6名のうち、蒲地樹さん、川俣晴輝さん(東京都)は製品名DimensionViewで、スティック状の機械をTV等のモニターに差し込み、画面に原寸大の洋服を表示させる。原寸大で確認することでサイズの間違いを減らし、洋服の返品率を下げる商品。

蒲地樹さん、川俣晴輝さん (東京都)は製品名 SnapFitで、身体のサイズを計測するとデータがアプリに取り込まれ、自身のアバターに洋服を着させて確認できる商品。サイズが合わないことや似合わないことが理由で発生する返品率を下げる目的。

山本すみれさん、清水理世さん (東京都)は製品名StitchSnapで、中国の推し活ブームに注目した商品で、好みの写真等のプリントをTシャツやバック等に貼り付けて楽しむことができる。廃棄された洋服の生地を活用することで返品による廃棄を削減する商品。

日本の入賞者はシンガポールで開催される国際大会で、他国・地域の生徒とチームを組み、香港、インドネシア、韓国、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナムから参加する学生と競い合う。日本代表の生徒にとって、国際大会は多様な文化的背景を持つ仲間と協力し、アイデアを出し合い、建設的な議論を交わす貴重な機会となる。

三井物産/欧州の液体化学品の貯蔵・荷役・物流事業会社を完全子会社化

関連記事

国際に関する最新ニュース

最新ニュース