DHLサプライチェーン/デジタル技術を活用したアイデアで物流課題克服

2017年04月04日 
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DHLサプライチェーンは4月4日、DHLアジアパシフィック・イノベーションデーでの受賞アイデアとプロジェクトを発表した。

最も革新的な顧客賞(Most Innovative Customer Award)」は、シンドラーリフト社とDHLの共同プロジェクトで、オーストラリアの同社オペレーション向けに特別に開発されたウェブ輸送状況の追跡と最適化プラットフォームが受賞した。

過去2年間の出荷データを基にプラットフォームを構築し、年間50万豪ドル以上の運用コスト削減を実現するとともに、エレベーター製品の庫内業務から出荷、配送までのサプライチェーン全体を可視化したことで希望納期に応じたエンドツーエンド・サプライチェーンの最適化が可能となった。

また、DHL eコマースの子会社であるブルーダート社が開発した電子決済ソリューションも表彰された。

現金決済の代わりにモバイルPOS機器と安全性の高い15種類の電子マネーによる決済手段を活用したこのソリューションは、インド政府による1000ルピー、500ルピー紙幣の廃止を機に導入され、代金引換回収率の向上を実現しただけでなく、2016年10月から2017年2月にかけて29人月の工数削減効果も得られた。

DHLイノベーションデーの「起業チャレンジ(Startup Challenge)」部門では、インフィニウムロボティクス社の自律型ドローンを活用した棚卸および在庫管理プロセスの自動化というアイデアが140名を超える参加者の大多数の票を得て優勝した。インフィニウムロボティクス社のドローン誘導プラットフォームはDHLイノベーションセンターに展示され、DHLがこのプラットフォームとドローンを用いて実証実験を行う予定。

DHLアジアパシフィック・イノベーションデーではそのほか、人工知能や電気自動車、アジア各都市における新しいイノベーションモデルなどに関する基調講演も行われた。

DHLアジア太平洋地域 ソリューションデリバリー&サービスマネージメントのイノベーション担当バイスプレジデントであるパン メイイーは、「アジアの企業の間では、イノベーションに対する関心もリスク許容度も高まってきている。昨年一年間でアジアパシフィック・イノベーションセンターには4000名以上の来訪者があった。DHLは今後も引き続き、ロボティクスや電気自動車、次世代型物流に向けたデータ分析手法等の新たな技術の可能性を追求し、顧客の売上向上に寄与すべく実用化に向けて取り組んでいくき」と述べている。

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