三井倉庫ロジスティクスは4月13日、コーヒーシステムズ事業部の営業拠点として三井倉庫ロジスティクス本社内にFRANKE(フランケ)コーヒーマシンのショールームをオープンした。
<左からA200(FM)、A600(ASP)、A600(FM・FS)、FM850、A800>
同社は製・配・販・連携プラットフォームを構築することで、メーカーとリテーラーの物流と在庫をシームレスに最適化し、物流インフラを効果的にシェアリングすることを目指している。
従来から家電機器の輸配送、据付を行なっていた豊富な経験から、テクニカルサービス、そしてコールセンター業務、商品販売店の役割まで、トータルなビジネスとして展開する。
扱う商品はコーヒーマシンを製造するスイスのFRANKEの商品。FRANKEの事業はキッチン(厨房)事業、フードサービス事業、ウォーター事業、コーヒーシステム事業の4つだが、このうちコーヒーシステム事業をFRANKEの日本法人から代理店の形で独占的に引き継ぐ。
FRANKEのコーヒーマシンはハイエンドな商品を目指しており、他社が真似の出来ないフォームミルククオリティーは同社の専売特許。ホットだけでなく、アイスの場合も機能する。さらにクリーニングの手間暇を軽減したフルオートクリーニング、商品を表示する見やすいタッチパネル等も備えている。
価格面は個別対応、目標年商も現在は未公表としている。スタート時のスタッフは約20名となっている。
三井倉庫ロジスティクスの恵谷洋取締役は「このショールームのある箱崎ビルは三井倉庫発祥の地。この地に三井倉庫ロジスティクスの新事業のショールルームをオープンすることになった。元々家電のロジスティクスが中心だった会社だけに、物流はもちろん、エンジニアリングや商流での取り組みも経験豊富。FRANKEからはロジのプロバイダーとして、販売も行ってほしいという話で、合意した。トータルサプライチェーンを構築していきたい」と話した。
<FRANKE コーヒーシステムのDavid Downingアジア統括責任者>
FRANKEのコーヒーシステムのDavid Downingアジア統括責任者は「FRANKEは100年以上の歴史を持ち、製造を核とした会社だ。コーヒーマシンは世界80か国で発売されており、米国・カナダではマクドナルドやダンキンドーナツのコーヒーに使用されており、グローバルで2位の売り上げを築いている。すべてスイスで生産・製造し、世界で320社の代理店(パートナー)とビジネスを推し進めている」と述べた。