日本マクドナルドと読売新聞グループ本社は6月3日、永尾運送と HAVI サプライチェーン合同会社とともに、輸送の効率化 ・環境負荷低減の取り組みとして、マクドナルドの店舗で使用する食塩と新聞(夕刊)の共同輸送を開始した。
<奥に段ボールで梱包された食塩、手前に読売新聞が積まれたトラック荷台>

スタートした事業は、4t車を使用する食塩輸送(大阪市大正区→神戸市東灘区)と2t車を使用する夕刊輸送(大阪市北区→兵庫県西宮市)を一緒に行うもの。大阪市大正区には食塩の卸業者の倉庫、神戸市東灘区にはマクドナルドのディストリビューションセンターがある。また、大阪市北区には新聞の印刷所、兵庫県西宮市には新聞販売店がある。
新聞輸送の2t車の余裕スペースを活用して食塩と新聞を共同輸送(混載)する。この事業により4t車での輸送が廃止され、2t車に統一するとともに、積載効率が向上する。
この事業は異業種連携の先進的な取り組みとして、物流総合効率化法に基づく計画としては初めて国土交通省、農林水産省、経済産業省の3省共同による認定を受けた。
見込まれる削減効果(年間)として、貨物車両からのCO2排出量は約1.1t、貨物車両の走行台数は約230台。