Zepol(ゼポ)は5月15日付で、米国海上コンテナ輸入の4月実績をまとめた。
<アジア10か国・地域発米国向けコンテナに動き 月次トレンド比較(10月~5月)2017年4月>
アジア主要10か国・地域発のTEU(B/L・Loading Port/母船積地ベース・実入り・FROB含)は、前年同月比11%増の122万TEUとなった。
4月のアジア主要10カ国・地域発のTEU(B/L・母船積地ベース・実入り・FROB含まず*)は、1~4月累計では4.3%増の468万TEUとなった。米国向け世界発も10.9%増の181万TEUで、1~4月累計は4.9%増の685万TEUだった。
アジア発の主要品目(HS2桁)の動きも全体の18%を占める家具類が21%、つづく機械類8.7%、電子電機1.5%、プラスチック11%、自動車関連1.3%、鉄鋼製品9.3%、アパレル6.5%といずれも増加で上位10品目(シエア63%)の動きは9.6%増だった。
アジア国地域別では、62%を占める1位中国発4月分は14.2%増で1~4月累計も5.1%増となった。
2位の韓国発は4か月振りにプラスの2.9%増だったが、1~4月累計では2%減となった。韓国発TS分は中国発が12%増、ベトナム発23%増だったが、日本発とインドネシア発はそれぞれ33%、21%の減少だった。3位の台湾発は7.7%増と先月に続きプラスで、累計では4.4%増だった。
4位の香港発は18.3%の増加で1~4月累計は3.5%減となった。5位のシンガポール発は13.3%減と14か月連続のマイナスで1~4月累計も11.3%減だった。
7位のベトナム発は22.7%増で、1~4月累計も24%増だった。
以下、8位インド発20%、9位タイ17%増だったが、10位のマレーシア発は25%減だった。
6位の日本発(直航分)は6か月連続のプラスで10.4%増、1~4月累計で7.9%増だった。
日本発の韓国TS分は9か月連続のマイナスの33%減だったが中国TS分は64%増、台湾TS分は19%減だった。
一方、日本発直航分に含むアジア発TSは、中国発3.2%減、ベトナム発56.2%減に対して、フイリッピン発、タイ発が増加した。
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南石正和
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