Zepol(ゼポ)は6月7日付で、米国海上コンテナ輸入の5月実績をまとめた。
<アジア10か国・地域発米国向けコンテナに動き 月次トレンド比較(10月~5月)2017年5月>
アジア主要10か国・地域発のTEU(B/L・Loading Port/母船積地ベース・実入り・FROB含)は、前年同月比8%増の135万TEUとなった。
1~5月累計では5%増の603万TEUとなった。米国向け世界発は前年比7%増の194万TEUだった。
アジア発の主要品目(HS 2桁)の動きは、全体の18%を占める家具類が16%、 つづく機械類8%、プラスチック5%、自動車関連7%といずれも増加で、電子電機が横ばい、鉄鋼製品が4%減、履物が3%減だったものの、アパレル4%、ゴム製品7%、玩具5%といずれも増加で上位10品目合計(シェア63%)は7%増だった。
アジア国・地域別では, アジア発の63%を占める1位中国発は9%増、1~5月累計も6%増となった。
2位韓国発は前月に続き6%増だったが1~5月累計では0.3%減と横ばいだった。
韓国発TS分は中国発、日本発、ベトナム発はいずれも横ばいだったがインドネシア発は24%の増加だった。
3位台湾発は6%減で、1~5月累計は2%増となった。
4位香港発は4%増で1~5月累計は4%増となった。
5位シンガポール発は22%減と15か月連続のマイナスで1~5月累計も14%減だった。
6位ベトナム発は42%増で1~4月累計も28%増だった。
以下、8位インド発28%増 (累計16%増)、9位タイ発39%増(累計24%増)だったが、10位マレーシア発は25%減(累計8%減)だった。
7位日本発(直航分)は7か月連続のプラスで18%増、1~5月累計で10%増だった。
日本発の韓国経由TS分は前年比横ばいに対して前月比が40%増だったことが目立つ。また、中国経由TS分は54%だった。
一方、日本発直航分に含むアジア発TSは、中国発61%減、ベトナム発64%減に対して、フイリッピン発328%、タイ発97%と大幅増だった。
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