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GLP/茨城県五霞町に14万m2の物流施設を着工

2017年06月07日/物流施設

グローバル・ロジスティック・プロパティーズ(GLP)は6月7日、茨城県猿島郡五霞町で、マルチテナント型大型物流施設「GLP五霞」を着工した。

<GLP五霞の北西側外観イメージ>
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<南東側外観イメージ>
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地上3階建て、延床面積約14万m2の先進的物流施設。賃貸物流施設として最大級のワンフロア面積を有し、1階は約4万3000m2、2・3階は約3万9000m2と大規模かつ効率的なワンフロア・オペレーションが可能で、竣工は2018年10月の予定。

<広域地図>
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圏央道の五霞ICに隣接し、首都圏と北関東を結ぶ新4号国道にも隣接。関東と東日本の広域配送向け物流拠点として活用できる。立地は茨城県だが、すぐ近くに埼玉県、千葉県との県境がある。

周辺の埼玉県北東部、茨城県西部、栃木県南部などには食品や飲料、日用雑貨、化学工業品、建材、自動車関連の拠点が多く立地し、これらの企業からのさまざまな物流ニーズが見込まれるエリアだ。

各階直接アクセスが可能な片車路形式のダブルランプウェイを採用、垂直搬送機や貨物用エレベータの将来設置も想定しており、複層階の利用も可能。

一部エリアは冷蔵対応を想定した電力を確保しており、幅広い業種の物流ニーズに応える。倉庫内の区画割りも1区画約5000m2から約1万4000m2まで1フロア4種類のバリエーションを備え、複層階使用により、さらなるフレキシビリティを提供する。

BCP対策の一環として、燃料備蓄基地として活用できるよう軽油備蓄タンクを設置する予定で、非常時には備蓄契約を締結したテナントと近隣のGLP施設へ軽油を提供する。

平常時には、敷地内に設置する給油所でテナント企業が一般的な法人契約価格より安価に軽油を購入できる。

アメニティ面では、GLPの通常のスペックとし、カフェテリアや売店などを用意する。特に、売店は24時間営業を目指し、従業員の利便性を増す取り組みとしていく方針だ。

GLP川島でも導入した超大型シーリングファン・ビッグアスファンも導入する予定だ。

<GLPの帖佐義之社長>
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GLPの帖佐義之社長は「圏央道沿いの開発ではこれまで南西部が中心だった。GLP五霞は今後北東部にも展開していく第一歩となる。立地的に圏央道、新4号に隣接しているため、物流適地となっており、GLPでは茨城県下での初めての開発となる。常時、土地については調査しており、厳選し、需給のバランスを見ながら開発していきたい」と話した。

五霞町の染谷森雄町長は「五霞町は人口8814人と少ないが、通勤可能な久喜市、古河市、幸手市など周辺人口は30万人を越えることから、従業員の新規採用も容易だと考えている。働く場の拡大による従業員雇用拡大で町の活性化につなげていきたい」と述べた。

<詳細地図>
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■施設概要
施設名:GLP五霞
所在地:茨城県猿島郡五霞町
敷地面積:約8万5000m2
延床面積:約14万m2
構造:鉄骨造
着工:2017年6月
竣工:2018年10月(予定)

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