国土交通省は6月20日、国際クルーズ旅客受入機能高度化事業(第1回募集分)を採択した。
今年度から、訪日クルーズ旅客数500万人の実現に向け、クルーズ旅客の利便性や安全性の向上、物流機能の効率化を図るもの。
移動式ボーディングブリッジ等を整備する者に対して補助する国際クルーズ旅客受入機能高度化事業(補助率1/3)を開始し、24港29地区の事業を採択した。
総事業費は26億円で、国費は8億7100万円。
港湾におけるクルーズ旅客の利便性や安全性を確保し、円滑な受入れを促進するため、地方公共団体(港務局含む)、または民間事業者が実施する移動式ボーディングブリッジや屋根付き通路の設置等に要する経費に対して補助する。
主な内容は、釧路港での上屋撤去、横浜港大黒ふ頭地区の大型テントと駐車場、神戸港新港地区の旅客上屋等の改修 、博多港中央ふ頭地区での上屋撤去、鹿児島港中央港区の駐車場と屋根付き通路。