三井倉庫は9月15日、ノルウェー・ベルゲンに本拠をおく G2 OCEAN A/S社から日本における船舶総代理店として指名され、9月4日より業務を三井倉庫芝浦本社ビルで開始したと発表した。
G2 OCEAN A/S社は、ノルウェーを拠点とするGEARBULK社及びGreig Star Shipping両社の出資により今年5月に設立されたオープンハッチ船を主力とした本船の運航・営業を行う合弁企業。
運航隻数はフルオープンハッチ船、セミオープンハッチ船と通常バルカーを含め約130隻となり、オープンハッチ船の分野で世界最大級のキャリアー。
7万3000DWTクラスのパナマックスからハンディーサイズまでの船隊を揃え、効率的な大量輸送によって顧客の要望に競争力をもって応えることを目指している。
日本を含む極東には、従来のGreig Star社の 北米東岸・西岸(カナダ含む)サービスと、GEARBULK社の 南米(チリ、ブラジル)サービス、豪州(ニュージーランド含む)サービスが相互に補完しあう形でG2 OCEANサービスとしてセミ・ライナー配船されており、主としてCOA貨物(パルプ、アルミ、製材等)を輸送している。
輸出・三国間貨物についても鉄鋼製品等を中心に積極的な取組みを進めている。
船舶総代理店業務の引き受けにより、これまで三井倉庫として培ってきた船舶総代理店業務及び港湾運送業務のノウハウをベースにしながら安定的で競争力のあるサービスの提供を推進し、一方では 未だ物流の多くを占める大量一括輸送の分野にも業務の幅を拡大していく。
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