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ヤマトHDほか/訪日外国人旅行者の手ぶら観光支援サービス販売開始

2017年09月21日/3PL・物流企業

ヤマトホールディングス、ジェイティービー(JTB)、パナソニックは9月21日、国内における手ぶら観光を支援するサービス「LUGGAGE-FREE TRAVEL」(ラゲージ・フリー・トラベル)のサービス提供に向け、8月8日より海外での販売、9月21日より取次店募集を開始したと発表した。

<サービスの概略図>
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<荷物のお預け・お受取り時間>
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<利用料金>
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<対象エリア>
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訪日外国人旅行者に手ぶら観光の快適さと自由な時間を提供するため、3社は2016年9月1日から2016年10月31日の期間で「LUGGAGE-FREE TRAVEL」の実証実験とアンケート調査を実施した。

その結果、サービスの認知に対する課題があったものの、満足度や手続きの効率化などで評価があったことから、さらなる利便性向上のための開発やマーケティングなどを経て販売開始に至ったもの。

JTBの訪日外国人旅行者向けパッケージツアー「サンライズツアー」では、LUGGAGE-FREE TRAVELサービスを組み込んだ周遊コースの販売を8月8日より順次開始しており、2018年1月5日にはサービス提供を開始する。

「LUGGAGE-FREE TRAVEL」サービスの概要は、訪日外国人旅行者の日本到着・周遊移動・帰国の際、日本語で送り状を手書きすることなく、大型手荷物を宿泊施設や空港まで配送することで、国内における手ぶら観光を支援する全国対応型サービス。

流れは、JTB海外支店や提携代理店が提供するサービスの組み込みツアーを通じて、または個人のPCやスマホによるサービスの予約サイトへのアクセスを通じて、「LUGGAGE-FREE TRAVEL」サービスを購入。サービス購入時に、受付用番号としてQRコードを取得する。

日本のLFT取次店である空港カウンターや宿泊施設等の荷物受付スタッフにQRコードを提示。5か国語対応(日・英・繁・簡・韓)の「LUGGAGE-FREE TRAVEL」受付システムにQRコードを読込む。

事前に登録した配送情報や荷物サイズと個数、規約等を画面上でスタッフとともに確認し、荷物を預け、指定の宿泊施設や空港カウンターで、配送された荷物を受取る。

訪日外国人旅行者は、荷物の煩わしさから解放され、快適かつ自由な時間を創出し、より日本の旅行を楽しむことができる。送り状の手書きが不要になり、荷物を預ける時間が大幅に短縮できる。旅行の途中でもスマートフォンなどから本サービスを手軽に申し込みができる(2018年1月から)。

観光事業者(宿泊施設等)には、専用端末設置等にともなう初期導入費用が不要、荷受業務の時間短縮、一時預かり荷物の削減等による業務効率化、多言語対応(英語、中国語繁体字、中国語簡体字、韓国語、日本語)による受付スタッフの負担軽減が実現する。

社会では、大型手荷物を持った旅行者の移動が減ることで公共交通機関の混雑緩和・安全性向上に貢献。訪日外国人旅行者に優しい日本・地域の発信、観光の回遊性向上で地域活性化などに貢献するとしている。

なお、今後サービス内容は、スーツケースを中心とした大型手荷物に加え、スキー・スノーボード・ゴルフバック等の「レジャー・ラゲージ」、買物したお土産を帰国日に空港で受取れる「ショッピング・ラゲージ」、全国観光施設の入場・体験の割引・優待サービスの拡充など、外国人旅行者に利便性の高いサービスを随時拡充していく。

2020年には訪日外国人旅行者の2.5%、100万人が利用するデファクトスタンダード・サービスを目指す。

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