UDトラックスは10月4日、フラッグシップ大型トラック「クオン(Quon)」と、新興国市場向け中型トラック「クローナー(Croner)」が、2017年度グッドデザイン賞を受賞したと発表した。UDトラックスとしては、2013年の「クエスター(Quester)」以来4年ぶり、通算8・9件目の同賞受賞となる。
受賞を契機に、トラックにおける“機能を支えるデザイン”の重要性をいっそう訴求し、ブランドイメージのさらなる向上に務めるとしている。
受賞にあたり、両車についての審査委員の評価では、「クオン」では、「UDトラックスの商品に共通する6角形グリルを据えた顔は、ブランドとしての統一感が好ましく映る」「無駄を省いた機能的な作りの運転席は、ドライバーのストレスを和らげている」「運転手不足と高齢化が課題となっている日本市場を鑑み、フロアを低くして乗降性と下方視界確保に配慮されている」等を挙げている。
「クローナー」については、「メンテナンス性の高い3分割構造バンパやグリル一体のフロントパネルが一体感ある優れたエクステリアデザインを実現している」「販売国の使い方に配慮し、ドライブラインに余裕を持たせた」「Euro3/4の排ガス規制に対応しつつも高トルクによって燃費向上を実現している」とコメントしている。