日本郵船は10月19日、今夏、社員の働き方改革の取り組みの一環として、社員の子供たちが職場を訪問し、定時に親子で退社する「親子で早帰りデー」を開催したと発表した。
社員の労働時間を短縮し、個人の時間を有意義に過ごすことを目指す取り組み「OLIVE Project」の一環で、社員の子どもたちが親の仕事を理解し、親子がそろって定時に退社することでコミュニケーションをより深めてもらう狙い。
当日は、東京都千代田区の本店に勤務する社員の子どもたち小学生14人が本店を訪問し、会社概要についての説明を受け、絵本に翻訳シールを貼るボランティア活動やオフィス見学などを行った。
また日本郵船は、働き方改革だけでなく多様な人材の活躍を推進する制度づくりを進めている。その中の一つが「郵船チャイルド・ケア」で、2002年4月に都心では初となる企業内保育施設として開設され、15周年を迎えた。
社員利用者のマイカー通勤の許可と駐車場の確保や法人契約を通じた他企業社員の子どもの受け入れなどさまざまな施策の結果、同保育施設を利用した子どもは171人(9月末時点延べ人数)にのぼる。