日本通運は10月30日、日本企業の製品を海外市場に「おまかせ」「簡単」「低コスト」でつなげるための新しい輸出サービス「海外展開ハイウェイ」の運用を10月から開始したと発表した。
「日本産品の輸出促進プロジェクト」として中小企業庁の企画から誕生。
海外展開に向けて、人材・語学・販売チャネル・海外情報の入手・コストといった課題を抱えているという中小企業の声を受け、これらの課題をまとめて解決する、これまでにないサービスを開発したもの。
海外展開ハイウェイでは、海外販売実現までの一連のサービスをパッケージで提供している。出品者に行ってもらうことは、申込書の送付、利用料金の支払、日本国内指定倉庫へ納品の3つだけとシンプル。また、手続きはすべて日本語で行うことができる。
「貿易事務など各種手続き」を代行するので、出品者の手間は軽減される。また、「まとめ輸送」などによって出品までのコストが低減されるので、海外消費者が求めやすい価格で販売できるようになる。
出品者は、海外に在庫を持てるようになるので、購入者への届けがスピーディーになり、顧客満足度が高まる。
今後は米国だけでなく、サービス展開国や地域を欧州・アジアなどへ拡大していく予定。また、同じ国・地域の中で複数のECサイトや実店舗で販売を行う等、販売チャネルの拡充を行う。