日本郵船と郵船ロジスティクスは10月16日から5日間、海外オフィスで勤務するナショナルスタッフ向け研修「Global NYK/YLK Week 2017」を日本で開催し、日本を含む世界各地から選抜した管理職22人が参加した。
研修は、2012年から日本郵船と郵船ロジスティクスが合同で開催しており、参加者が国や会社、部門の垣根を越えて交流を深めることでネットワークをさらに強化することを目的としている。
今年は「Stay Half a Step Ahead」をテーマに掲げ、NYKグループ・バリューや日本郵船の「他社との差別化」に向けた取り組みなどへの理解を深めた。
参加者は4つのグループに分かれ、今後5年間で世界的に起こり得る事象を洗い出した上で、さまざまな分析手法を活用しながら日本郵船グループがこれから取り組むべき課題について深く議論し、両社社長と経営幹部へのプレゼンテーションや質疑応答を通じて事業運営への参加意識を高めた。
最終日には東京のオフィスを離れて、日本特有の文化に触れる機会を設けた。京都での坐禅体験では、日頃の喧騒を忘れ、心、呼吸、身体を落ち着かせる術などを学んだ。
参加者が5日間の研修で得た経験をそれぞれの職場に持ち帰り、同僚に展開すると同時に、この研修で立てた個々のアクションプランを日々の業務で実行に移すことを期待するとしている。