国土交通省は11月21日、近畿圏で新しい高速道路料金を6月3日に導入したが、新たな高速道路料金導入後の交通状況の変化を公表した。
阪神高速では、短距離利用は、約4~6%増加、長距離利用は約0~4%減少した。
過度な交通集中が生じていた東大阪線では、交通量は約1%減少、渋滞損失時間は約2割減少した。
東大阪線の短距離利用は約2%増加。並行する一般道において、主要渋滞箇所を含む区間の交通量は約2%減少した。
「経路によらない同一料金」の導入は一定の効果を挙げたとしている。第二京阪と大阪都心間の利用は約5%増加、守口線の分担率が約2%増加により、東大阪線での事故発生時に分担率が上昇した。
料金水準の見直しにより、第二京阪道路の利用が平均6%程度増加したことにより、新名神(城陽JCT・IC~八幡京田辺JCT・IC間)の開通に伴うネットワーク効果により、八幡東~京田辺松井の交通量が14%増加した。