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日本ピグメント/25億円投じ、埼玉県に液体分散体の新工場建設

2017年11月22日/生産

日本ピグメントは11月22日、埼玉県児玉郡神川町に新工場を建設すると発表した。

液体分散体(LD)の主に海外での需要拡大に対応し、埼玉県に新工場を建設することを決定したもの。

2019年春の稼働開始に向けて準備を進めている。土地取得、建屋建設と生産ライン設置の投資額は約25億円で、稼働開始によりLDの年間生産能力は現在の4倍となる。

LDの主な用途はテレビやスマートフォン等の画面に採用されている液晶パネル内カラーフィルター(CF)であり、韓国や台湾のレジストメーカー向けを中心として今後も需要拡大が見込まれる。

既に2018年末から量産が開始される新たなテーマの検討も開始されているなかで、埼玉県深谷市の埼玉川本工場にある現存の生産設備がフル稼働状態にあることから新工場建設に踏み切るもの。

今後、LDは有機EL、量子ドット、マイクロLEDなどの技術進歩に伴い、CF以外の新たなディスプレー技術を支えるために必要とされる基幹材料としても期待されている。

■新工場の概要
所在地:埼玉県児玉郡神川町
工場規模
敷地面積:9260m2
建築面積:1590m2(工場棟、事務棟等)
生産ライン数:20ライン(予定)
総投資額:約25億円(土地取得、建屋建設及び生産ライン設置等)
生産品目:液体分散体
稼動開始:2019年春

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