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ヤマト/営業所・取扱店を受取場所に指定できる機能、EC-CUBEに提供

2017年11月24日/3PL・物流企業

ヤマト運輸は11月24日、ロックオンが運営するECオープンプラットフォーム「EC-CUBE」において、商品購入時に全国25,000ヵ所以上のヤマト運輸の営業所や取扱店を受け取り場所として指定できる機能の提供を開始した。

ECオープンソースとして初めてで、利用料金は無料(別途宅急便の運賃等が必要)。

ネットショッピングの受け取り方に関するニーズが多様化し、お客自身が希望する配送方法などを選択できないことを理由にネットショップから離脱するケースが増えている。

これまで、お客さまが荷物を受け取る際の利便性向上のため、クロネコメンバーズのサービス拡充や、ヤマト運輸の営業所やコンビニエンスストア、オープン型宅配便ロッカー「PUDOステーション」など、荷物を受け取る拠点の拡大に努めてきた。

今回、「EC-CUBE」を利用するショップは、ヤマト運輸が提供する「EC自宅外受け取り」プラグインを導入することで、追加コストを負担することなく、全国のヤマト運輸の営業所や取扱店を商品の受け取り場所として利用できる機能を、自身のショップに追加できる。

この機能によって、各ショップのユーザーは商品の購入時に受け取り場所を選べるようになり、よりスムーズな買い物体験が実現し、ショップは利便性の向上によって、購入率を改善できる。

また、再配達が減少し、配達員の負担軽減にも繋がる。

「EC自宅外受け取り」プラグインは、EC-CUBEでショップを構築する際に、集客や物流などのサービス連携や各種機能のカスタマイズについて、個別に開発することなく、EC-CUBEにインストールするだけで、簡単に機能を追加できる仕組み。

ECオープンプラットフォーム「EC-CUBE」は、ロックオンが開発したECサイト構築パッケージをオープンソースとして2006年9月に公開したもので、日本No.1 EC構築オープンソースとして、推定3万店舗以上で実際に稼働している(ロックオン調べ)。

2014年9月には企業間商取引(BtoB)向けECサイト構築パッケージ「EC-CUBE B2B」をリリース。2015年7月には内部構造を全面刷新し、「拡張性の向上」を追求した「EC-CUBE 3」をリリースしている。

■EC-CUBEプラグイン
https://www.ec-cube.net/products/detail.php?product_id=1530

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