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レンゴー/ドライバーの長時間労働改善でベストプラクティス

2017年12月08日/SCM・経営

レンゴーは12月8日、福井労働局が過重労働解消キャンペーンの一環として、局長によるベストプラクティス企業の訪問を実施し、その対象企業として、レンゴーの金津工場(福井県あわら市)がトラックドライバーの長時間労働改善に向けた模範事例として、11月28日、早木武夫福井労働局長の訪問を受けたと発表した。

同工場では、段ボールの原材料となる段ボール原紙を生産しているが、物流改善を通じたトラックドライバーの長時間労働削減のため、荷主の立場から各種取組みを継続的に行っている。この訪問は、その取組み内容が非常に参考になるものとしてとりあげられたもの。

金津工場の物流改善取組みのポイントは、「中継輸送(拠点倉庫)活用によるトラック運転手の拘束時間の削減」、「各社間における連絡調整によるトラック運転手の手待ち時間の削減」、「工場における積み込み時間の削減」ほか。

トラックドライバーの長時間労働の主たる要因は、長時間運転、手待ち時間、荷物の積込み・積卸しに要する時間であり、これらの改善は運送事業者だけでは解決できず、荷主の理解や協力支援がなければどうにもできない。

レンゴーは荷主企業の立場から、元請や下請運送事業者と協力連携して物流の効率化に取り組んでいるが、当日、早木局長から、「トラックドライバーの長時間労働の削減に苦労している企業にとって、大変参考になる取組みであり働き方改革につながるもの」であると高く評価された。

レンゴーは、今後とも、「人財」との考え方をベースに一人ひとりの価値を尊重し、全社をあげて全要素生産性(TFP)の向上に取り組み、長時間労働是正とワーク・ライフ・バランス実現に向け、働き方改革を進めていく。

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