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三菱ガス化学/国内最大規模の完全人工光型植物工場を建設

2017年12月29日/生産

三菱ガス化学は12月27日、福島県白河市「QOLイノベーションセンター白河」内に、日産2.6トンの葉菜類生産設備を有する国内最大規模の完全人工光型植物工場を建設し、工場野菜生産事業へ参入す
ることを決めた。

植物工場として国内最大規模の設備を建設するとともに、化学品の製造プロセスで培った環境制御のノウハウを活用して効率的に運営することで、収益性を確保した、事業性のある植物工場を目指す。

完全人工光型植物工場の事業化により、省資源で持続可能な農業を可能とし、植物工場産業の新たな事業展開につながることが期待される。

食品の洗浄に使用される過酸化水素や過酢酸製剤、食品を酸素劣化から守る脱酸素剤と各種機能性樹脂フィルム等、食品の安全・安心に関わるさまざまな製品・技術を有している。

これらを工場野菜生産事業へ応用し、食品の品質を長期間、高く保持することで、競争力を向上させるとともに、フードロス削減等の貢献も期待される。

事業は、大規模完全人工光型植物工場の運営、生産品の販売に実績のあるファームシップと協業体制を敷き、推進していく計画。

■完全人工光型植物工場の概要
建設地:福島県白河市豊地箭内小屋1-8「QOLイノベーションセンター白河」内
延床面積:8,000m2程度
竣工:2019年春(予定)
総投資額:20数億円(予定)
生産品目:葉菜類日産2.6トン(1株80グラムのリーフレタス換算で32,000株)

■ファームシップの概要
代表者:北島正裕、安田瑞希
設立:2014年3月10日
資本金:9,050万円(資本準備金含む)
所在地:東京都中央区京橋2-2-1 京橋エドグランサウス4階SENQ京橋RoomF

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