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ドコモ・ヘルスケア/トラック等の乗務員、睡眠状態を計測・一元管理

2018年05月24日/IT・機器

ドコモ・ヘルスケアは5月24日、国土交通省により6月1日から施行される「睡眠不足に起因する事故の防止対策強化」を受け、乗務員の睡眠状態の計測・一元管理ができるサービスを開始すると発表した。

<サービスイメージ>
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サービスでは、腕につけることで睡眠時間や睡眠の深さを測ることができるウェアラブル活動量計「ムーヴバンド3」と、計測した睡眠状態データなどをグラフ化して管理することができる法人向けサービス「健康サポートLink」をセットで提供する。

乗務員に「ムーヴバンド3」を腕につけてもらうだけで、管理者は正確な睡眠状況を遠隔で確認することができる。

ウェアラブル活動量計「ムーヴバンド3」を腕につけて寝るだけで、自動的に睡眠の開始時刻、終了時刻、深さを記録する。

乗務員は無料のスマホアプリ「WM(わたしムーヴ)」を使って自身の睡眠状態を見ることができるため、点呼の際に正確な睡眠時間の報告が可能となる。

また管理者は、乗務員が計測した睡眠時間・睡眠の深さなどの健康データを専用サイトで確認でき、遠隔からでも簡単に睡眠状態が把握できる。

6月の旅客自動車運送事業運輸規則及び貨物自動車運送事業輸送安全規則の一部改正により、乗務員はこれまでの疾病、疲労有無に加え「睡眠不足有無」の報告が求められることになるが、乗務員自身が睡眠時間を正確に把握できていないケースや、管理者側も見た目だけでは十分な睡眠がとれているか判断しづらいことがあり、口頭のみでは本来の目的である「睡眠不足による事故の防止」につながる確認を行うことは難しいのが現状だ。

ドコモ・ヘルスケアでは、そのような課題を解決し睡眠不足による事故を防止するための取り組み第一弾としてこのサービスを用意したもの。

■ドコモ・ヘルスケアが提供するサービス
「健康サポートLink」:従業員の日常の歩数や血圧、体重等の健康データをクラウド上で一元管理し、会社や組織の健康状態の見える化をサポートする、法人向け健康データ管理サービス。
「わたしムーヴ」:対応する健康機器と連携し、活動データや睡眠データ、体重、血圧などをカンタン記録&グラフで可視化できる、スマートフォン向けアプリ。
「MOVEBAND3」:腕に着けるだけでからだデータ(歩数、消費カロリー、移動距離、アクティブ時間、睡眠時間/状態)が計測できる、ウェアラブル活動量計。

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