楽天ソシオビジネスは6月1日、静岡県磐田市に人工光型植物工場を建設すると発表した。
楽天ソシオビジネスの植物工場の事業として、2015年9月に東京都大田区に続く2例目で、新設する工場は既存の工場と比較して、約3倍の生産量を見込んでいる。
年内の稼働に向けて、今月6月から管理者の募集を始め、本年秋頃に地域での障がい者雇用の募集を開始する予定。
同工場での事業は、静岡県磐田市が磐田市産業振興計画で推進する次世代型農水産業に、楽天ソシオビジネスが参画する形での運営となる。
植物工場は、人工光型の水耕栽培による野菜生産となっており、栽培室の温度、光、肥料濃度など、状況に合わせて環境を自動制御する機能により、作業者の負担が軽減され、就労時間も安定することから、障がいのある人でも比較的働きやすい環境となっている。
同工場では、2018年度内をめどにレタスなど葉物野菜の生産を開始し、楽天グループの東京本社内の社員食堂に提供するほか、磐田市内への出荷も計画している。
■概要
社名:楽天ソシオビジネス
本社所在地:東京都世田谷区玉川1-14-1 楽天クリムゾンハウス
設立日:2007年12月5日
資本金:1000万円(楽天100%出資)
従業員:162名(うち、障がい者136名)※2018年5月1日時点
主な事業概要:「楽天市場」をはじめグループ会社からのグループ内アウトソーシング業務および自社運営事業