昭和アルミニウム缶は6月11日、ベトナム中部のクアンナム省ダナン市近郊で建設を進めていた新工場が完成したと発表した。
工場は、昭和アルミニウム缶のベトナム現地法人であるハナキャン・ジョイント・ストック・カンパニー(ハナキャン社)の同国2番目となる生産拠点で、年産7億缶の缶体生産ラインを有する。
同工場建設とあわせてハノイ市近郊(バクニン省)の工場で缶蓋の能力増強を進めており、増強が完了する今年10月にはハナキャン社の2拠点の産体制は年産20億缶となる。
昭和アルミニウム缶は、ハナキャン社を2014年5月に子会社化して以降、同社の持つ生産技術力と品質管理体制をハナキャン社に導入し、ベトナム北部を中心に同国での販売を順調に拡大してきた。
中部地域でも、最高品質のアルミ飲料缶メーカーを目指し、市場要求に応えられる製品を迅速に提供することで、販売を拡大していくとしている。